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2006年5月13日 (土)

猫に仏性ありや

TKC武田会長が会報に般若心経と会計をテーマに論文を書かれ始めた。極めて興味深い連載になるのだろうと楽しみにしている。第一稿から会長お得意の図式解明方式を使われているが、図に表すことで無、空が無、空でなくなるのではと感じた。色即是空は色即色、空即空を受け入れることことから、ということだろうと観念していたので、若干の違和感をおぼえたところである。勿論批判などではなく単なる感想でしかない。

先日始めてヤフオクなるものでものを買った。かなり以前に紛失してしまっていた碧巌録(岩波上中下巻)だが、絶版で諦めていたところ良心的な古書店から出品されたので入手できた。臨済禅のバイブルの様なものだが、禅宗三派に共通するものであろう。

有名な禅問答に、狗に仏性ありや、というのがあるが、我が家の御歳18才(猫では婆ぁの部類)の猫は、全く在るがままの好きなときに食べ、好きな様に寝るという暮らしをしており、かと思うとたまに野生が目覚めたり、融通無碍である。

抜け毛をまき散らし、こすりつけ、吐いて回るが、生あるものがそこに在る、という、ただそれだけのことで仏性ありと言わざるを得ない。但しその時点で仏性なしでもあるのだろう。

最早、怪猫と呼ぶにふさわしいのが、いま水を飲んでいる。

それを見ている自分自身は一体何だ? 思考の枠外に自分をおくことが出来ない未熟なままである。

ありもしない自分のプライド、自尊心というより自意識過剰にチョットでも動揺を受けると他人の所為にする輩が最近多い。哀しむべきかな我自身。自分自身の現在の姿が反射していることに自分が気づく。ここから人格形成がようやく始まるのだろう。

2006年5月 2日 (火)

税制お国ぶりとセミナーご案内

フランスでは今年は多少変則期間だが5月一杯が所得税の申告期限になっている。日本の様な申告納税方式とはちょっと異なり、あらかじめ所定の数字が書き込まれていて、自分で修正するところがあれば修正して提出する。このことは財務省の税制メルマガにも書いてあったが、例え申告する義務がない学生でも住民税に影響する(放っておくとかなり高額な課税額がくる)ので、所得が少ない、あるいは無収入でも無関心ではいられない。

このことが税とその使途への関心の高さに繋がるのだろうと思う。勿論源泉徴収ではないので特にサラリーマン層の関心は高いだろうし、電子申告普及も進んでくる。

付加価値税は複数税率で最高は結構高いが、それなりに福祉制度等も進んでいるので、人種や雇用の問題は根深いものがあるが納税者意識としてはある程度の負担やむなし、というところのようだ。

ところで、会社法、改正税法が施行され、つい先日までの法人に関する常識的な取り扱いが大幅に変わってしまった。極めて柔軟かつコンプライアンスを厳しくした会社法、役員賞与や交際費等、税務上特に問題やトラブルが多い部分に手を付けた改正税法、いずれも法律を読んでいると一種の戸惑いと難解さがつきまとったが、各種資料やセミナーの準備が整ったので、今月あるいは来月早々に顧問先の皆様を中心に、顧問先のお仲間を対象としてセミナーを開催する企画準備中。

今回は特に社長(代表者)にお越し頂きたい内容になっているので、是非ご参加をお願いするところです。詳細は決定次第、当HP掲載や担当者からお知らせします。

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