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2007年3月31日 (土)

19年改正

最も一般的な改正は減価償却に関するものと思うけれど、どうにも小手先の改正であるように思える。あまりにも技術的であり、官僚の考えそうな範囲を一歩も超えていない。

そもそも、減価償却資産の細分化は最早時代遅れであり創設当時の苦労は察するものの時代が変わりすぎている。細分化=公平さではない時代になっているのに何とか当てはめようとするから、しなくても良い苦労や問題を残す結果となる。

もっとアバウト、バサバサっと区分し、どうせ期間損益が吸収するのだからあまり神経質にならない方が良い。来年度20年改正で見直しが行われることにはなっているが、下らない官僚的発想での尤もらしいけれども実務には不便で、実情に逢わない、という改正にはしてはならない。そもそも、取得原価配分の考え方が会計の世界では変わっているし、実情的にも投資利回りをベースにした計算方法、損金算入前提などやめた方が企業の投資実態に即した償却が出来る。

下手な考え、休むに似たり。現場を知らない人間には所詮減価償却の本質は理解できないだろう。こねくり回す理屈より、実際に投資した利回り前提の方が説得力、公平感が勝るのであろうと思う。

スッキリした税法にしないといつまでも税法は法律ではない、と言われるのがオチである。

2007年3月25日 (日)

速い(>_<)

いやー、車椅子のトラックバック、速いもんですねぇ・・・・・・これからの世の中に益々必要なものですから、もっともっと便利で楽なものの開発をお願いしたいものです。

地震のニュースで刻々と新しい情報が流れる度にかなりの被害がある様で、地元の方々の不安もなかなか納まらないと思われ、妙な余震などないことを祈念するばかりです。

地震保険料控除なる所得控除が18年改正で導入され、従来の損害保険料控除はなくなりますが、一体所得控除の本質とは何なのだろうか?

所得概念所得と具体的課税所得金額とのあいだに存在する所得控除。要するにその場限りの税収との関連でしか考えてないから理論的でもなく、政策的に利用される便利なものでしかないのか?

租税法学はどう所得控除を定義し、在るべき形を、金額を理論づけることが出来るのか。

いい加減に政争や本来の議会主義を逸脱した選挙対策用の課税所得概念を打破する時代を迎えなければならない。

所得控除の本来の意味は?

2007年3月24日 (土)

数ヶ月ぶり・・逓増定期

骨折以来、未だドクターストップで車椅子の生活が続き、物書きだと思っていた自分が、結局は書けない、という日々が続いている。

まだ書く気持ちは30%程度しか回復していないが、だからといって何も変わるわけでもなく、いま在る、ということを受け入れることを実感してきたところで、このブログも自分自身のために書き始めよう。

かなり精神的負担は重いものがあるが、ゼニになる論文やレジュメは書いているのだから結構いい加減なものだと自分でもつくづく思う。

車椅子に乗っていて感ずるのは、視点の高さが変わること。子供時代を思い出すが、対話の相手の視線、こちらが見、感ずるものが立って応対していたときとはかなり異なる。

この辺は追々書いてみたいと思うところである。

ところで、逓増定期生保の取扱いにいよいよ手が着きそうな動きがある。節税商品の目玉も最早これまでか!

思えばバブル以前の節税対策に全て網の目がかかり、何もメリットがなくなった頃、随分収入が減った様な憶えがあるが、これからは節税よりも如何に利回り、儲けを獲得するか、の方が主流になるのだろう。

今年は個人確定申告の電子申告に取り組んでみたが、法人としては300件超と言うところか。来年は全件対応したい。

ペルーの黒船と同じように時代は変わる。そろばんが電卓に、和文タイプがワープロからPCに変わったように。人の意識だけが変わらないと明治維新の怨念が残るだけか・・・

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