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2009年11月21日 (土)

租税法の深さ

大学院で修士課程の教員をしているが、最近は外部から講師をお招きする特別講義が続いている。

中央大学の大淵教授、札幌国税局の後藤局長、北大の藤谷准教授と続き、昨日は著名な岩下忠吾税理士と豪華な特別講義を開催することが出来た。

各先生ともそれぞれのお立場での確固たる持論と研究への深さ、を感じられる講義であった。”税”という対象は同じでも、法的に研究しようとする租税法の世界はどこまで行っても最終着地点が常にその先にある、という実感を持った。

院生さんは修士課程の段階でこれらの方々から直にお話を伺えることは幸せであろうと思う。私自身の経験では租税法研究の初期でこれらの講義を受けたことがない。

来週は今年最後の租税法関係の学会で名古屋に院生さん達数名と行くことになっっているが、是非とも単なる勉強と、研究との違いを感じ取って欲しい。

勿論、書籍や雑誌などで知ってはいるだろう先生達の実物(失礼陳謝)に触れ、積極的に質問やら教えを受ける機会をつくるような場にして欲しい、それは自分自身の感性と行動力に依拠することを自覚しながら・・・・・

2009年11月 2日 (月)

原点の恩師

恩師が亡くなった。

勿論多くの教え子にとって忘れがたい恩師であるが、私にとっては唯一人の恩師であった。

たった10歳しか違わない彼が私の人生をつくった。

通夜の折、級友が何気なく言った言葉にドキリとした。全く同感だったから。

「あの先生いなかったら今の千葉君はいなかったのよね」

多くの語りたいことがあり、山ほどの感謝の気持ちを綴りたい。いつか書けるのだろうか。

人生僅か70年、約40年の教育者生活で多くの生徒に方向を示し、晩年は

地域に貢献し、ご家族を愛されながら逝った白土正紀先生。

私の原点の恩師、白土正紀先生

合掌

      (土に点、が本名の字だが環境依存文字のためここでは保存不可。陳謝)

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