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2014年1月10日 (金)

セミナー

1月9日、久しぶりにセミナーを開催した。

中小企業庁のリーフレットを利用した消費税転嫁セミナーと

事務所単独セミナーとして、クライアントのブランチオフィスの天野社長の

講演(上場の経験もあり、札幌本社で起業した法人で東京の汐留に支店を

出した極めてバイタリティ溢れる女性社長)、そして異業種交流会としての

懇親会。

久しぶりに開いたことで、スタッフも苦労したと思うが、これからは従来より

更に打って出る姿勢が必要なので良い経験になったと思う。

その模様はおそらく、近々、ひろみ税理士のブログで紹介されると予定。

消費税の今後について、経過措置についての質問など、やはりこれからの

大増税時代についての関心が高いなぁと実感。

参加されたクライアントの方で、長年ロンドンに駐在された方がおり、

イギリスでの付加価値税の話を伺った。

あの国は温めたものとそうでないものとの食料品課税が全く異なることは

知っていたが、ロンドンの寿司やは非課税だが、そば、うどん、ラーメン店は

標準課税(温めているから)と教えて頂いて、非常に身近に感じた。

やはり軽減税率、複数税率は不合理感を持つし、政治的駆け引きで

軽減税率適用区分が変なところで線引きされる可能性が高いことを

無視は出来ない。複数税率は導入すべきではない。

先ずは消費税法の未熟さがいまだに残っている現状の整備が必要。

海外サーバ経由の電子書籍等の配信は明らかに輸入なのに税関を通らないから

課税されない。

国内で同様のサービスを展開している場合との不均衡は明らかである。

税は公平性が担保されていなければならない。

2014年1月 2日 (木)

おめでとうざいます。

ターニングポイントの年が明けました。

アベノミクスという経済への期待感で政権交代したものの

どうも、1960年代の時代感覚が思い出されますが、

中日韓の関係論だけで「国際問題」が矮小化されるメディアの論調に

違和感を持って年を明けました。

日本が世界にスタンダードを与える機会は残っています。

付加価値税でもなく、勿論消費税でもなく、新税、それはグローバルで通用する

税制を作ること。

旧来の租税論に拘っていてはそれは生まれない。

最近の税制、とってつけたようで、その場限りで、租税理想も何もない。

サッチャーの人頭税は論外だけど、発想はそれ程嫌いではない。

古今東西、様々な税が生まれた。

これから、「やっぱりそうだようね」という税制が生まれない訳がないのだから

考えなければ。

そうしないと歳入の不均衡は永遠に続いてしまうねぇ。

もっとも誰もが納得する課税標準って何だろう。

そして、公平な税率構造は何だろう。

間接税ではないような気がする。

日本が、この税制を採用してるから安心だね、という制度は

おそらく租税学者、研究者からは生まれない。

な~んだ、これで良かったじゃない、という納税者の知恵から

生まれるのだと思うし、そうでなきゃならないな、と思う。

国際課税、オフショアの問題も、案外、簡単な発想で解決しちゃうんじゃないかと。

要するに、税は専門家のものでもないし、研究者のものでもない。

国民のものなんだよねぇ。

NISAが期待されてるけど、預金課税した方が(利子課税にあらず)あっという間に

マーケットに出てくると思うよ。

それにしても話は変わるけど、相続税の改正は良いにしても、無茶苦茶 相続人の

争いは増えますねぇ。

財産のないことが幸せなんですよ~。

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