しばらくこのブログを更新しなかった。
何故か? 税制が政局になり、政策、理念が吹っ飛んでいたからだ。
それは今も変わっていないし、数年は変わりそうもない。
BEPSが何を言おうと国内税制は無頓着だし、消費税はもはや
混沌の時代に入ろうとしている。
そもそも複数税率が標準税率10%の国に必要だったのか?
ニュージーランドやオーストラリアの様に何故固定税率を維持出来ないのか?
軽減税率導入の悪弊を知っている国はさすがに確固とした姿勢を持つ。
複数税率がVATを堕落させ、訳の分からない政局、プレッシャー業界の
力比べになったのははっきりしてるし、直近のドイツ、ホテル業界の軽減税率
導入になったのが象徴的だ。
そもそもなんでホテル代が軽減なのか?
バイエルン州のホテルが近接のスイスやイタリアに観光で負けるからだ。
そんな政治的なことで軽減税率が採用される環境に日本がたかが政局で
入ったことが、国民に有意義なのか?
軽減税率、耳障りの良い言葉である。ただ、軽減はしていない、現状維持な
だけだ。これから毎年色んな業界による軽減税率適用の陳情が国会の
常識になるのだろう。
それが政治?それが税制?
それに国民がどう対応するのだろうか?
軽減税率採用のいきつく先のばかばかしさはVATで証明されているのに
何故マスコミは報道しないのか。情けない限りである。
今年は、色々と業務的にも満足はしなかったし、周りの人間に満足を
与えられなかった、と反省する。
まぁ、地方紙の一面に私のコメントが載り、いくつかの講演会などを
何とかこなしたのを良し、とするしかないのだろう。
安保法制、マイナンバー導入、一億何とか政策、消費税アップ。
今や戦前になっていることに愕然とするのは私だけ???
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