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2016年4月23日 (土)

感性を羨む時間

Img_5112 40年も仕事でお付き合いしてきた方は画家でもあった。極めて印象的、具象的かつ繊細な絵を描いてこられた方である。
久しぶりにお仲間との個展を開かれたので、今日は風雨のなか、何とかカミさんと一緒に
鑑賞に行ってきた。
 
相変わらず繊細で、心に残る絵を描かれる。
 
後ろの三枚以外にも展示作品があったが、最も心に響く作品の前での記念の一枚。
 
お互いに歳を経て、いろんな仕事を作り上げてきた歳月を思い出す時間でもあった。
 
互いに若い時分はそれぞれの立場から主張し、議論し、それでも何かを前に進めようと
工夫したり本気で考えてきたお付き合いであった。
 
今は互いに抱える時代も世代も時間も異なるが、それだからこそ背後にあるような
大作をはじめ、絵筆にこだわる生活をされていることに敬服するのである。
 
なんでも理屈で割り切ろうとするいつもの自分に反省の機会を与えてくれる時間を
実感させてくれたことに感謝。
 
 

2016年4月13日 (水)

待ってた?軽減税率Q&A

同時選挙があるかも?と思っている国民が7割前後、というアンケートを
メディアが流している。
 
まさにそんなときに法律通り消費税が動き出すとしたら、より具体的な
複数税率の区分が出るよなぁ、と待っておりましたよ。
 
12日にHPに、との情報だったので、昨日(12日)は朝から国税庁のHP
ばかり開いていたのに、なかなか掲載されず、大学でゼミをやっていた
最中に開けてみるとやっと掲載が・・・・
ゼミ生と一通り読んでみたが、彼らの反応は、呆れたり、腹を立てたり、
よく理屈が通らないとか、そもそもなんでこんなことを意識して生活を
しなきゃならんのかという感想が圧倒的。
 
複数税率という表現が軽減税率(何も軽減しないのに)にいつの間にか
変わってしまい、逆進性というより、逆逆進性も懸念される方向に
この国は向かっている、というのが一読した思いである。
 
付加価値税導入の先頭を切ったフランスや当時の西ドイツなどが当然の
如く複数税率を採用したので、その後の導入国は圧倒的に同様の税制を
導入したが、後発組、あるいは良く複数税率を研究した国は単一税率を
堅持している。
 
今やその割合は半々程度にはなっている。
 
賢く単一税率を維持して居る国々をしり目に、この国は混乱と税収減と
政治的駆け引き、思惑が入り乱れる複数税率の導入を決めた。
もっともっと、利口な納税者にならなければ、とつくづく感じてしまう。
 
 
 

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